大学で勉強をすることと、専門学校で勉強をすることでは、実践に現場に出た時のスキルが違ってきます。
そもそも勉強内容が違うのはもちろんですが、学生の意識も全然違いますし、
どうしても大学だと「学びに行っている」っていう感じが抜けないんですよね。
まあ美大だったり音大だったりという専門性の高い大学であれば、専門学校のように課題をガンガンこなして学びを深めているという学生も多いと思います。
でも「高校を卒業したらとりあえず大学に行く」という人も少なくないかと思うので、そういった人は、なんとなく大学に行って、レポートは適当に書いて……というケースも多いのではないかと思います。
大学は、勉強をするために行くということもありますが、友達に会いに行くような感覚もありますよね。
なので、サボってしまっても大丈夫そうな授業はどんどんサボってしまいますし、出欠だけとったらあとは食堂でおしゃべり……なんていう学生もたくさんいるのではないでしょうか。
けれど美容学校では、美容師になるために勉強をしに来ている学生たちなので、一日でも授業を休んでしまったら、その分他の学生から遅れてしまうのでみんな必死です。
授業に積極的に参加するのはもちろん、放課後も自主学習している学生はたくさんいらっしゃいますし、学校外でもいろいろな美容室に足を運んで、知識を深めているようです。
例えばシャンプー・ブロー。
シャンプーは美容師の基本ですので、少しでも上手になりたいと思うもの。
学生同士でシャンプーし合って練習することも多々ありますが、お互い学生同士だとまだあまり上手ではないので、勉強にはなりづらいですよね。
そこで、いろいろな美容室でシャンプー・ブローをお願いして、シャンプーを受けながら技術を盗むんです。
たくさんの技術者にシャンプーしてもらっていると、上手な人とそうでない人の違いがわかってきます。
上手な人の技術を上手に自分のシャンプーに取り入れて、より技術を向上させていくのですね。
こうした勉強熱心な同級生たちと学習していると、自分も頑張ろうとすごく励みになります。
学習に対するモチベーションの維持というのはやっぱりとても難しくて、たまにはサボってしまいたいと思うこともあるし、大事な授業がある日でも、
ちょっと風邪気味だと休んじゃおうかな……なんて思ってしまうこともあります。
でも、学習意欲の高い学生に囲まれていると、「ここで遅れをとるのはくやしいからがんばろう!」と、えいっと学校に行く気持ちになれるんです。
私は美容師になりたくて美容学校に通っています。
やっぱり同じ目標を持ったライバルであり仲間と切磋琢磨しながら勉強できると、大変なことも楽しく乗り越えられますし色々なことに対して考えを共有できていいんですよね。
これって明確なゴールが見えている同じ意識を持った仲間だからこそだと思うので、専門学校に通うのをおすすめしたいです。
私はこうしたモチベーションの高い学友がいることに、とても感謝しています。
お互いこれから国家資格を取得して美容室で働き始めて、どんな美容師になっていくのかな、とか、世界で活躍できるかな?なんて今から考えながら日々頑張ります!