美容学校に進学することを決意し、両親に話したときは、
そこまで大きな反対というのはありませんでした。
母方の叔母が小さな美容室を営んでいるということもあって、
美容師に対する抵抗があまりなかったということもありますが、
両親ともに何らかの「手に職」をつけてほしいという気持ちがあったようなので、
それが美容師であるということに、とくに不満はなかったようです。
ただ、美容師になれても、もしかしたら何かの理由で美容師として
働き続けることができなくなってしまうかもしれないし、せっかく入学した大学なので、
卒業だけはきちんとしてほしいという気持ちがあったようで、
美容学校への進学には、大学の卒業が絶対条件となりました。
私としては、一日も早く美容学校に進学したいという気持ちがあったのですが、
本当に美容師になりたいのか、気持ちは変わらないか、ということを確認するためにも、
大学卒業までの期間というのは必要だったような気がします。
友人たちの反応はさまざまでした。大学卒業後もなんらかの形で勉強をする、
学校に通うという友人は応援してくれましたし、就職していった友人たちは、
「まだ勉強するの!?」といった感じでした。
卒業後は美容学校へ進学する、ということが決まったあとは、
4年に入ったころから専門学校探しをはじめました。
学校にはほとんど相談することなく、
行きつけのヘアスタイリストさんにおすすめの学校の情報を聞いたり、
インターネットで検索したりして、いろいろな学校の情報を調べました。
よさそうな美容学校を見つけたら、まずは資料請求をします。
資料請求は無料なので、私は少しでもたくさんの学校を比較したいということもあり、
40校くらいの美容学校の資料請求をしました。それこそ日本中の学校です。
私は関東地方在住なので、美容学校も関東にある学校を選ぼうと思っていましたが、
全国規模で比較すると、学校の個性がより見えてくるかなと思い、
たくさん資料請求をして、すべての資料にしっかりと目を通しました。
入学したいと思える美容学校が見つかったら、学校見学に行きます。
学校見学はほとんどの美容学校が行なっていますし、
学校によっては体験入学をしているところもありますので、
これもいろいろな学校に足を運びました。
実際に通えそうな学校のみ見学に行きましたが、それでも10校以上は行きましたね。
学校見学で行きたい学校を絞込み、願書を提出します。願書は学校指定のものに記入するほかに、大学の卒業証明書なども必要になりますので、必要書類を用意して郵送します。
私の場合は受験する学校はかなり絞り込んで、2校のみ受検しました。
願書提出後、受験票が送られてきますので、その受験票をもって試験に臨みます。
試験は筆記試験と面接試験でした。すごく難しい試験ではありませんが、
小論文や計算問題もありますので、ある程度準備は必要かもしれません。
その後無事合格をしたら、学校指定の入学手続きを行い、晴れて美容学校の学生となれます。
受験した2校は、どちらも合格することができました。
すごく倍率の高い学校ではありませんでしたが、両方合格できたのは、
とてもうれしかったです。第一志望の学校に入学を決めました。
入学までの流れはかなりシンプルですので、すごく困ったことというのはありません。
安心して受検してください。