美容室でカットやカラーなどをするときに、美容師と会話を楽しみたい人と黙って施術してほしいと思う人と分かれますよね。
それぞれのタイプを見極めて、お客さまに不快感を与えることなく過ごしていただくために、美容師も気を使うところです。
美容師と会話をしたい理由としては、「会話をすることで自分の好みのヘアスタイルや髪質をきちんと理解してもらえる」ことや、「会話自体が楽しい」ということが挙げられます。
お客さまとの会話をスムーズにするために、メジャーなドラマやニュースは欠かさずチェックするようにしたり、店で購入している雑誌には一通り目を通しておくなどの努力をしている美容師も多いようです。
会話をしたくない理由として「疲れる」という人がとても多いです。
知らない人と会話をするには、ある程度自分も合わせないといけないのですごく疲れるとのことで、これはなんとなくわかるような気がしますね。
またドライヤーをかけているときは、普通の声で話していると聞き取りにくいので、大きめの声で話さなければならず、それが疲れるという方もいらっしゃる様子。
会話をしたくないという場合は、座ってできるだけ早めに雑誌を手にとってしまうと、美容師側でも「あまり会話をしたいタイプではないんだな」と理解することができるので、早めに雑誌を読んでしまうというのはおすすめです。
美容師側も、雑誌をすぐに手に取る人はあまり施術中の会話を好まない方であると覚えておくとよいでしょう。
ただし、あまり「話したくない」というオーラを強く放ってしまうと、スタイリングについて美容師が質問したいときにしにくくなってしまい、好みの仕上がりにならない、ということにもなりかねませんので、必要なことは話せるようなスキをつくっておくことも必要です。
やはり会話をしないと、一見のお店の場合はその人の好みを知ることができないので、ある程度の会話は必要不可欠です。
一方美容師の方は、お客さまに気を使わせることなく楽しい会話ができるよう、聞き上手になりながら的を得た会話ができるように工夫すると必要があります。
経験を重ねることでトークスキルについても身についてきますが、自分を出し過ぎることなく相手の話を聞きながら会話の糸口を探っていくというのが、一見のお客さまとも上手に会話ができるポイントです。
施術だけでなく、美容室で過ごす時間も好きになっていただけるような接客を心がけたいですね。